ウクライナ日本センター of Igor Sikorsky KPI
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リモートワーク
囲碁(いご)とは、2人で行うボードゲームの一種で、チェス、シャンチーと並ぶ世界三大棋類の一つです。交互に盤上に石を置いていき、自分の石で囲んだ領域の広さを争います。単に碁(ご)とも呼ばれます。
囲碁の実際の起源ははっきりとは分かっていませんが、少なくとも春秋時代には成立していたようで、『論語』・『孟子』の中には碁の話題が出てきます。
その後5世紀には朝鮮へ、7世紀頃に日本に伝わったとされています。その頃から日本の貴族を中心に広く遊ばれ、正倉院には碁盤と碁石が収められています。清少納言や紫式部も碁をよく打ったとされ、枕草子や源氏物語中にも囲碁と思われるものが登場しています。
室町時代末期からは碁打ちが公家や武将に招かれるなどの専業化が進み、ルールも変化していきます。戦国時代には戦国武将たちに大いに好まれ、織田信長に日海(本因坊算砂)が名人の称号を許されたと言われています。江戸時代には幕府から家禄を受ける家元制度が成立し、囲碁の技術が飛躍的に向上するとともに、将軍御目見えによる御城碁が行われたり、碁会所が生まれるなど庶民の娯楽としても定着しました。
1998年頃には、漫画『ヒカルの碁』の影響で若年層にも囲碁ブームが生まれました。
現在、囲碁は日本のみならず韓国、北朝鮮、中国、台湾などでも盛んに行われ、その他に北アメリカ・南アメリカ、ヨーロッパなどでも競技人口が増え続けています。今日、囲碁は世界80ヶ国以上で打たれており、世界選手権も行われています。