ウクライナ日本センター of Igor Sikorsky KPI

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リモートワーク

ジャパニーズ・デー in オデッサ

 

やっとオデッサから無事にキエフへ帰ってきました。皆さんとオデッサでの「ジャパニーズ・デー」の印象をシェアしたいと思います。 

9月1日黒海の真珠とも呼ばれているオデッサ市に着いたらすぐ展示会の設定をし始めました。  

 

 

9月2日私達が1日に始めた展示会の準備を続けている間にウクライナ・日本センター NTUU «KPI» のユーリ・クシナリョフ所長はオデッサ市役所の代表と横浜からお越し頂いた賓客の代表団に合流し、角茂樹特命全権大使御夫妻と共に公式行事の行程を過ごしていました。この一日、名誉代表団は「オデッサの日」を記念した国旗の掲揚式と外交官の為の式典に参加され、オデッサと横浜の姉妹都市修好50周年を記念したバラの植樹式に参加され、「ガーラ・コンサート」という音楽祭にも参加されました。  


    


9月3日、「ジャパニーズ・デー」は着物、和紙, 書と版画が展示された美術館「東洋と西洋」と、横浜の写真展、手毬、日本のお皿や雛人形等が展示されたオデッサ市美術館の二つの展示会の開催から始まりました。「ジャパニーズ・デー」の3日間にオデッサ市民達は展示会を訪れ、日本の映画作品を鑑賞したり、折り鶴や、風呂敷で上品なかばんを作る講習を受けたり、餅搗きのデモンストレーションでその過程を見ることだけではなく試食も出来、日本の伝統的芸術である茶道や生花を学び、実際に筆を手にして書道や墨絵を体験する機会もありました。 更に日本語専門家の宮崎先生がオデッサ大学の日本語教師と大学生の為に国際交流基金の最新版の教科書『まるごと』のプレゼンテーションと、この教科書を使った授業を行いました。他に日本語に興味がある人のためにフランコ記念オデッサ図書館で子供から大人まで全ての日本語初心者に講義を行いました。一時間後には、皆自己紹介をしたり、自分の好きな物について簡単に話したり、自分の名前を日本語で書いたりすることができました。講義の内容は毎日同じでしたが、毎日来てくれた聴講者もいました。

一番思い出に残ったイベントの一つはこの3日に行われた和太鼓のライブでした。和太鼓 の生の音が各お客さんの心に響いて、忘れられない印象を残りました。 
そして4日の夜には裏千家のオリガ・シリニツィカ先生が茶道のデモンストレーションを行い、ウクライナ・モルドバを管轄とした池坊東欧学習会(Ikenobo Eastern Europe Study Group)の会長、アンジェラ・ロバストヴ先生とオレナ・カプラノヴァ先生が生け花技術のデモンストレーションを行い、聴衆の質問にも熱心に答えていました。 

我々ウクライナ・日本センターのチームは今回のイベントに訪問された方々の日本文化に対する関心や造詣の深さに驚かされました。オデッサの墨絵と生け花草月流のネオニラ先生筆頭に、沢山の才能溢れる人達との出会いは我々にとって大きな喜びとなりました。 角大使、名誉代表団とともに、すべてのイベントを訪ねて下さいました。期間中に大使はオデッサの第4スポーツ学校で開催された柔道のトーナメントも訪問され勝者達を顕彰、賞品を授与され、オデッサ市民に対して横浜との姉妹都市修好の祝辞と日本文化に対する関心に感謝の辞を述べられました。 

私たち、ウクライナ・日本センターのスタッフは、日本に興味を持っているたくさんの人を見て、とても喜ばしいと思っていました。様々な人に会ってよかったと思います。 ウクライナ・日本センターNTUU KPIはジャパニーズ・デーを主催したオデッサ市役所、『デリバス』ホテル、『神戸』レストラン、オデッサ大学からのボランティアの皆様、それに私たちのパートナー、『ノバ・ポシタ』に心から感謝を申し上げます。 

写真:リセンコ・テチャーナ