ウクライナ日本センター of Igor Sikorsky KPI
月・金 11:00-19:00
土 11:00-18:00
平日 09:30 - 18:00
リモートワーク
英語には、「to make difference」という素晴らしい表現があります。その表現の意味は、「物事を根本的に変える」、「何か大切なことをする」ですが、やり方は人によって色々です。
自分の考えを正直に言葉に表すことによって「大切なこと」をする人もいれば、仕事に全心全力を注ぐことや、綺麗な作品を作ることによって「大切なこと」をする人もいます。
日本人画家の東慎一郎さんは、その最後のタイプの一人です。東さんは、何と10カ国で壁画を作ることを目的として、奥さんと共に世界を旅行しているのです。その各作品に、世界中の人々の 平和 で明るい未来への願いが込められているそうです。東さんは今まで、エジプトのカイロ、韓国のソウル、オーストラリアのメルボルンとインドのニューデリーの壁に足跡を残した のですが、その5番目の目的地は ウクライナ の キエフ となりました。その腕のお陰で、キエフのロモダーノフ記念神経外科病院の小児病棟の壁も鮮やかな色彩で生き生きと輝き出した のです。
今回の壁画は、東さんの世界平和の祈りと、病院の患者たちを元気づけてあげたいという気持ちが相まって出来た作品のようです。その画家の願いが叶って、壁に描かれた小鳥たちが いつまでも、子供から大人まで来院者を楽しませて、つらい思いを晴らしてくれるように心から期待しています。
東さんのように、「大切なこと」を成し遂げるために時間も、努力も、お金も惜しまない方がいる限り、我々も平和で幸せな未来が確信できるのではないでしょうか。というのも、このような人こそ、幸せな未来へ進むための原動力にほかならないためです。東さんがまたウクライナを訪れて、ここにまだたくさんあるグレーの壁に彩りを与えてくださる事を楽しみにしております。
特別なご支援とご協力を頂きましたゴルデエヴァ・テチャーナさとグラシェンコヴァ・ナターリャさん に心から感謝いたします。当センターがこのプロジェクトに関連できたことをとても嬉しく思い ます。