ウクライナ日本センター of Igor Sikorsky KPI

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リモートワーク

「ピースオンウィング フロムジャパン」

 

4月29日の金曜日に、今年の春で我々が最も待望していたイベント、ウクライナと日本の交流コンサート「ピースオンウィング フロムジャパン」が開催されました。「ピースオンウィング」プロジェクトの発起人の一人であるナターシャ・グジーの他に舞台に上がったのは、数人の優秀な日本人音楽家でした。その中で、素晴らしいヴァイオリン演奏を聞かせてくださった金子飛鳥も、ピアノとキーボードの名手の井上鑑も聴衆を完全に魅了しました。そして皆を特に感動させたのは、伝統的な和楽器、すなわち市川慎による琴の演奏と吉田良一郎による津軽三味線の演奏でした。コンサートは邦楽だけでなくウクライナの名曲やナターシャ・グジーのオリジナル曲も奏でられ、日本人演奏者が快く伴奏してくださいました。コンサート参加者の中に、若手のウクライナ人のヴァイオリンデュオ「Two violins」もいました。共同リハーサルの時間不足にもかかわらず、ウクライナ人組は、まるで何回も日本人の演奏者と一緒に舞台に立ったことがあるかのように、素敵なパフォーマンスをしてくださいました。時間的にはかなり長いコンサートになったのですが、聴衆は最後まで熱心に耳を傾けていました。和楽器の伴奏に合わせたウクライナの名歌「Щедрик」(「クリスマスキャロル」)と「Києве мій」(「我が愛しきキエフ」)の演奏は、きっと後々まで皆の思い出に残るに違いありません。


今回のコンサートは、「ピースオンウィング」プロジェクトの最終イベントであるとともに、「連歌・鳥の歌」というプロジェクトの一環であった日本人演奏者のヨーロッパ・ツアーを終えるコンサートでもありました。だからこそ、有名なチェリストのパブロ・カザルスによる曲「鳥の歌」はコンサートでなんと2回も、別々のアレンジで演奏されたのです。


コンサートの日にCDの販売などを通じて、数週間前に起きた熊本大地震の被害者のために8000フリヴニャの募金を集めることが出来ました。


日本パートナー在日本ウクライナ大使館の皆様には、この素晴らしい大イベントの主催を我々UAJCスタッフに任せていただき、心から感謝申し上げます。今後ともウクライナ・日本の交流プロジェクトをどうぞよろしくお願い致します。

 

 

 

 

 

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